駿東方言 例文2: 「徒競走」

状況設定

掃除をさぼって徒競走の話をする小学生２名。

静岡県東部の方言

【児童Ａ】うちっち ちーむあ とびっくらじゃあ おまっちにゃあ まけや しねゃーよ。

【児童Ｂ】ちいとばかし はえーもんだからって いばんじゃねゃーよ！

【児童Ａ】こんめーだって どび だったっけじゃ。

【児童Ｂ】へゃー、じべたが じゅるかって ころんだんで しょーがねゃーら。

【児童Ａ】ちょれー。とれーのを じべたの せーに するっつぁー ずっけーじゃ。

【教　師】われゃー そーじ ほっぽらかして なに くっちゃべってるだ！　たこってんじゃねゃー。

全文音声

共通語訳

【児童Ａ】僕たちのチームは徒競走ではおまえたちには負けないぞ。

【児童Ｂ】ちょっとぐらい速いからって威張るんじゃないよ！

【児童Ａ】この前だって最下位だったじゃないか。

【児童Ｂ】地面が湿ってて転んだんだから仕方ないだろ。

【児童Ａ】ドジだなあ。（自分が）鈍いのを地面の責任にするとはずるいじゃないか。

【教　師】おまえら掃除を放っといて何を喋ってるんだ！　さぼってるんじゃないぞ。